ステンレス鋼板

ステンレス板には、多種多様な種類があります。使用用途によって適切なステンレス板の種類を選ぶ必要があり、仕上がりもそれぞれの種類で大きく違いますので、事前に確認しておくべき事項が多くあります。

ステンレス板の仕上がりは千差万別で、鏡のようにぴかぴかとした美しい加工がなされたステンレス板から、水場でも滑らないように滑り止め加工が施されたステンレス板など、様々な用途にステンレス板は対応できます。

ステンレス鋼板とは、ステンレス鋼を用いて作られた板材のことです。
ステンレス鋼とは、鉄に11%以上のクロムを含めることでつくられる合金鋼のことです。
ステンレス鋼は、表面に不動態皮膜という、非常に薄い保護被膜を作る働きを持ち、それが金属を錆びから守る働きをするため、錆びづらく、長く美しい状態を保ちます。
そのため、ステンレス鋼は、建築部材、機械構造部品、化学工業設備部品、航空機部品など様々な分野の製品の材料として用いられます。

SUS鋼板は、ステンレス鋼板と一緒のものとして扱われます。
SUSとは、Stainless Used Steelの略称で、「サス」と読みます。
SUSは、ステンレス鋼の種類を示す材料記号のことです。
ステンレス鋼には200以上の種類があり、その種類を区別する際に、SUSを使用します。