SERVICE

サービス

SUSが(流石)素材で未来を彩る 山伸マテリアルでは
お客様のあらゆるニーズにお応えすべく在庫販売体制を強化しています。

01

地域密着サービス
お取引様との信頼関係を大切にしています。

02

品質管理・品質保証
品質マネジメントシステムの確立で良質な商品

03

ステンレスの豊富な知識
社員ひとりひとりの確かな技術力

主要取扱製品 Major Products

ステンレス帯鋼<Stainless steel strips>

ステンレスの大勢を占めるものは冷延鋼板です。
主としてメーカーから大重量コイルで出荷され、コイルセンターにてスリッター加工、レベラーカット加工を施され、ユーザーから指定されたサイズに仕上げられ納入される仕組みです。

当社は、コイル及びレベラーカット品についてユーザーニーズに即応できる体制を整えています。

ステンレス鋼板<Stainless steel plates>

ステンレス板には、多種多様な種類があります。使用用途によって適切なステンレス板の種類を選ぶ必要があり、仕上がりもそれぞれの種類で大きく違いますので、事前に確認しておくべき事項が多くあります。
ステンレス板の仕上がりは千差万別で、鏡のようにぴかぴかとした美しい加工がなされたステンレス板から、水場でも滑らないように滑り止め加工が施されたステンレス板など、様々な用途にステンレス板は対応できます。

ステンレス鋼板とは、ステンレス鋼を用いて作られた板材のことです。
ステンレス鋼とは、鉄に11%以上のクロムを含めることでつくられる合金鋼のことです。
ステンレス鋼は、表面に不動態皮膜という、非常に薄い保護被膜を作る働きを持ち、それが金属を錆びから守る働きをするため、錆びづらく、長く美しい状態を保ちます。
そのため、ステンレス鋼は、建築部材、機械構造部品、化学工業設備部品、航空機部品など様々な分野の製品の材料として用いられます。

SUSとは

Stainless Used Steelの略称で、「サス」と読みます。
SUSは、ステンレス鋼の種類を示す材料記号のことです。
ステンレス鋼には200以上の種類があり、その種類を区別する際に、SUSを使用します。
SUS鋼板は、ステンレス鋼板と一緒のものとして扱われます。

製品データ Product Data

   

冷間圧延ステンレス鋼帯

帯の厚さの許容差
/Tolerances on thickness of strips

単位/Unit:mm

厚さ
(Thickness)

(Width)

1250未満(Less than 1250)

0.30以上
0.60未満

±0.05
0.60以上
0.80未満
±0.07

0.80以上
1.00未満

±0.09
1.00以上
1
.25未満
±0.10
1.25以上
1.60未満
±0.12

帯の厚さの許容差(記号ET)
/Tolerances on thickness of strips(Symbol ET)

単位/Unit:mm

厚さ(Thickness)

(Width)

160未満 160以上
250未満
250以上
400未満
400以上
630未満

0.10未満

±0.010 ±0.020
0.10以上
0.16未満
±0.015 ±0.020
0.16以上
0.25未満
±0.020 ±0.025 ±0.030 ±0.030
0.25以上
0.40未満
±0.025 ±0.030 ±0.035 ±0.035
0.40以上
0.60未満
±0.035 ±0.040 ±0.040 ±0.040

0.60以上
0.80未満

±0.040 ±0.05 ±0.045 ±0.045
0.80以上
1.00未満
±0.04 ±0.05 ±0.05 ±0.05
1.00以上
1.25未満
±0.05 ±0.06 ±0.05 ±0.06
1.25以上
1.60未満
±0.05 ±0.010 ±0.06 ±0.06

帯の幅の許容差
/Tolerances on width of strips

単位/Unit:mm

エッジ
(Edge)

(Width)

400未満 400以上
630未満
ミルエッジ +100 +200
カットエッジ +50 +50

帯の幅の許容差(記号EW)
/Tolerances on width of strips(Symbol EW)

単位/Unit:mm

厚さ
(Thickness)

(Width)
160未満 160以上
250未満
250以上
400未満
400以上
630未満
0.60未満 ±0.15 ±0.20 ±0.25 ±0.30
0.60以上
1.00未満
±0.20 ±0.25 ±0.25 ±0.30
1.00以上
1.60未満
±0.20 ±0.30 ±0.30 ±0.40

帯の横曲がりの最大値
/Permissible maximum value camber

単位/Unit:mm

(Width)

横曲がりの最大値
(Maximum value of camber)

40以上
80未満
任意の長さ 2000につき8

80以上
630未満

任意の長さ 2000につき4

帯の横曲がりの適用
/Application of camber

備考

(1)帯の横曲がりの適用は図による。
(2)幅40mm未満のものについては、受渡当事者間の協定による。

 

   

ばね用ステンレス鋼帯

硬さ及び曲げ性/Hardness and bendabillity


種類の記号
(Symbol of grade)

調質の記号
(Symbol of temper)

冷間圧延又は固溶化熱処理若しくは焼なまし状態
(As cold rolled, or either as solution-treated or as anneal)

析出硬化熱処理状態
(As precipition-handened)

硬さ HV
(Handness)

曲げ性:V曲げ
(Bendability:V-bend)

熱処理記号
(Symbol of heat treatment)

硬さ HV
(Hardness)

SUS 301-CSP 1/2H 310以上 厚さの2倍以下
3/4H 370以上 厚さの2.5倍以下
H 430以上
EH 490以上
SEH(1) 530以上
SUS 304-CSP 1/2H 250以上

厚さの2倍以下

3/4H 310以上 厚さの2.5倍以下
H 370以上
SUS 631-CSP 0 200以下 厚さの0.5倍以下 TH1050
RH950
345以上
392以上
1/2H 350以上 厚さの1.5倍以下 CH 380以上
3/4H 400以上 CH 450以上
H 450以上 CH 530以上

注(1) 調質の記号SEHは、調質の記号EH区分の範囲で、特に注文者の指定がある場合に適用する。

備考

(1)TH1050:固溶化熱処理(1000〜1100℃急冷)後、760±15℃に90分保持、1時間以内に15℃以下に冷却30分保持、565±10℃に90分保持後空冷。
(2)RH950:固溶化熱処理(1000〜1100℃急冷)後、955±10℃に10分保持、室温まで空冷、24時間以内に−73±6℃に8時間保持、510±10℃に60分保持後空冷。
(3)CH:475±10℃で1時間保持後空冷。

耐力、引張強さ及び伸び/Yield strength, tensile strength and elongation

種類の記号
(Symbol of grade)

調質の記号
(Symbol of temper)

冷間圧延又は固溶化熱処理状態
(As cold rolled or as solution-treared)

析出硬化熱処理状態
(As precipition-hardened)

耐力 N/㎟
(Yield strength)

引張強さ N/㎟
(Tensile strength)

伸び %
(Elongation)

熱処理記号
(Symbol of treatment)

耐力 N/㎟
(Yield strength)

引張強さ N/㎟
(Tensile strength)

SUS 301-CSP 1/2H

510以上

930以上 10以上
3/4H 745以上 1130以上 5以上
H 1030以上 1320以上
EH 1275以上 1570以上
SEH 1450以上 1740以上
SUS 304-CSP 1/2H 470以上 780以上 6以上
3/4H 665以上 930以上 3以上
H 880以上 1130以上
SUS 631-CSP 0 1030以上 20以上 TH1050
RH950
960以上
1030以上
1140以上
1230以上
1/2H 1080以上 5以上 CH 880以上 1230以上
3/4H 1180以上 CH 1080以上 1420以上
H 1420以上 CH 1320以上 1720以上

 

ステンレスの豆知識 Stainless Steel Trivia

ステンレスとは

ステンレスは英語でstainless steelと言い、直訳すればステンレス鋼となり、これが日本での正式名称となります。
stainlessとは「さびない」と言う意味です。厳密には「さびにくい」という意味も含まれます。

ステンレスは鉄(Fe)を主成分(50%以上)とし、クロム(Cr)を10.5%以上含むさびにくい合金鋼です。
ステンレスの種類には大きく分けて、以下の3種類に分けられます。

オーステナイト系(主な規格→SUS304,SUS316)

※18%のクロム(Cr)と8%のニッケル(Ni)を含む
一般に延性および靭性に富み、深絞り、曲げ加工などの冷間加工性が良好で溶接性も優れています。
各種建材、化学・薬品・食品製造設備・原子力材として広く使用されています。

フェライト系(主な規格→SUS430)

18%のクロム(Cr)を含む
熱処理により硬化することがほとんどなく。焼きなまし(軟質)状態で使用されます。
厨房用機器、自動車部品などに用いられます。

マルテンサイト系(主な規格→SUS410)

13%のクロム(Cr)を含む
焼き入れにより硬化するので、成分と熱処理条件を選ぶことにより広範囲の性質が得られます。
棒鋼や平鋼などの形状で使用されることが多く、高強度、耐食、耐熱性が必要な場合に使用されます。
包丁などの刃物で使われます。

特別な耐熱・耐食性を目的としてニッケル・クロムの含有量を増加した高ニッケル、クロムステンレス鋼、さらにこれらにモリブデン(Mo)を加えたスーパーステンレス鋼があります。

  1. ステンレス鋼の不動体被膜
  2. ステンレス鋼の種類
  3. 耐食性の位置づけ
  4. ステンレス建材のお手入れ

 

ステンレスはさびにくい金属です。

表面は不動態皮膜と呼ばれる厚さが数nmの非常に薄い皮膜を自然形成しさびを防ぎます。
これは、主にクロムに酸素と水酸基が結合した非常に緻密で密着性の高い膜です。
この皮膜は引っかき疵等で一部除去されても酸素があればすぐに再生される性質を持っており、この皮膜が腐食環境からステンレス鋼を保護しています。

 

 

ステンレスの使用量の増加は素材のすばらしさによる用途が拡大していることと、製造技術・加工技術の向上によるものでしょう。
鉄にクロムを添加していくとだんだんとさびにくくなっていきます。
10.5%以上のクロムを添加し非常にさびにくくなったものをステンレス鋼といいます。
ステンレス鋼は耐食性以外にも 耐熱性・加工性・強度など優れた特性を備えています。
意匠性にも優れ、メンテナンスが容易であることも大きな特徴です。
環境に対する社会の関心が高まるなか、100%リサイクル可能な材料として高く評価され、大変注目されています。
従来日本では「不銹鋼」という名で呼ばれていましたが、最近では「ステンレス鋼」にほぼ統一されました。
ステンレス鋼は鋼材のJIS規格(耐熱鋼規格を含む)だけでも100種類以上の鋼種があり、さらに各社が開発した独自鋼種があります。これら数多くの種類のステンレス鋼がそれぞれ適した用途に使い分けられています。
名前の示す通りステンレス鋼は一般の鋼に比較すると極めてすぐれた耐食性を有する材料ですが、特定の環境、使用条件の下では「さびる」ことがありますので正しい使い方をする事が大切です。

下図はステンレス鋼の金属組織による分類と代表的鋼種名を示したものです。

 

 

ステンレス鋼は、使用環境に対応した機能を付加するために、種々の元素が添加されます。
そのため、ステンレス鋼には物理的・機械的性質、化学的性質に対して様々な位置づけがされています。

区分 鋼種 JIS鋼種 化学組成 PRE
汎用ステンレス鋼 SUS304 SUS304 18Cr-8Ni 18
SUS316 SUS316 17Cr-12Ni-2Mo 24
高耐食ステンレス鋼 NAS64 SUS329J4L 25Cr-6Ni-3.3Mo-0.15N 38
スーパーステンレス鋼 NAS185N SUS312L 20Cr-18Ni-6Mo-0.8Cu-0.2N 43
NAS254N SUS836L 23Cr-25Ni-5.5Mo-0.2N 44

◆海洋構造物への使用例

羽田空港拡張工事において、D滑走路・誘導路のライニングに採用されました。100年以上の耐久性を要求される主要構造物のメンテナンスフリー化、ライフサイクルコスト低減が可能となりました。

☆ 耐孔食指数(PRE)= [Cr(%)]+[3.3 x Mo(%)] + [16 x N(%)]

クロムとモリブデン、窒素が成分としてどれだけ含有しているかを見る指数。これら3つの成分が多いほど、孔食や隙間腐食といったステンレスが苦手とする腐食が起き難い。

 

 

ステンレス建材のよごれやさびは、そのほとんどが鉄粉や塩分、その他異物の付着に起因する"もらいさび"です。

早めに除去することで常にきれいな状態を保つことができます。
しかし、かなり進行した状態でも、市販のステンレス用清掃薬液を使用しお手入れを行えば、ほとんどの場合元通りに回復します。

パフ研磨仕上げ
布かスポンジに中性洗剤をつけてふき取ってください。除去できない場合は、炭酸カルシウムなどをつけてこすり取ってください。

ヘアライン仕上げ
布かスポンジに中性洗剤をつけてふき取ってください。除去できない場合は、磨き粉などをつけて研磨目にそって平行に均一に力を入れてこすり取ってください。

黄褐色のさびが固着し、ひどいさび状態の場合

硝酸の15%希釈液でふき取ってください。市販のステンレス用清掃薬液も効果があります。

お手入れの注意事項

  • お手入れに使用する洗剤や薬液は十分に水拭きして薬液が残らないようにふき取ってください。さびの原因になります。
  • 布やスポンジなどを用いる場合、必ず研磨目にそって平行に均一に力を入れて手を動かしてください。
    円を描くようにすると、よごれが落ちにくくなり、表面の光沢ラインをくずしたり色むらができます。また、よごれた部分だけでなく周辺部もお手入れしてください。部分的な清掃では、色むらが残ることがあります。

 

 

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